院長エッセイ集 気ままに、あるがままに 本文へジャンプ


モナ・リザの微笑み

 

 私はインターネット会員サイトであるAID(アート・インフォメーション・デリバリー)に加入しています。これは世界の美術界の動向やオークションの結果、美術展の情報などを配信するサイトですが(http://www.artinfodelivery.com)、先日世界を震撼させる驚くべきニュースが、特別緊急メールで送られてきました。現在ルーブル美術館に展示されている、あの「モナ・リザ」が偽物である可能性があるとのことです。正確に言うと贋作ではなく、一時期ダビンチと共に仕事をしていた画家の模写であることが強く疑われるとのことでした。ことの発端となったのは、ダビンチの生家の地下で発見されたもうひとつの「モナ・リザ」がダビンチの真作であるとの鑑定結果と、それと共に見つかったダビンチの手記の中に、この絵の模写についての言及があり、善くできてはいるが本物には及ばないと言う記述があるということでした。この世紀の発見はデリケートな部分を含んでおり、ルーブル美術館はその仮説に公式に反論する準備をすすめているとのことでした。AIDから、そのもうひとつの「モナ・リザ」の画像が添付ファイルとして送られて来ていたので掲載します。わたしが見る限りでは、こちらの方が顔の表情がより豊で優れていると思うのですがいかがでしょうか?

筆者注)当文章は筆者が、四月一日にエイプリル・フールのジョークとして、院内掲示板に掲載したものです。(内容は全くのデタラメです)生家から発見された「モナ・リザ」は、筆者の顔をコラージュして作成しました。我ながら傑作であると自負しております。




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